ビヘイビアツリーか Utility AI か
どちらも正解になり得ます。決め手は、敵が同時に何個のことを天秤にかけるかです。
ビヘイビアツリーの強み
ビヘイビアツリーは読めます。デザイナーが見て「この敵はまず射程を確認し、それから攻撃する」と言えます。デバッグも簡単で、どのノードで止まっているかが見えます。
順序と条件のある挙動には最適です。扉を開け、中に入り、周囲を見回し、警報を鳴らす。こうしたシナリオではツリー構造が自然に正しい形になります。
Utility AI が勝つ場面
敵が同時に 10 個のことを天秤にかける必要がある場合 — 残り体力、弾薬の有無、味方の距離、プレイヤーの強さ — ツリーはすぐに読めなくなります。
Utility AI は各行動に現在の状況に対するスコアを出させ、最も高いものを選びます。新しい挙動の追加は、ツリーを組み替えるのではなくスコア関数を書くことになります。
実務では両方
最近のプロジェクトでは、上位の判断を Utility AI が下し(「今は攻撃」「今は後退」「今は遮蔽へ」)、その判断をどう実行するかは小さなビヘイビアツリーが担当しています。
この分割は両方の強みを取り込みます。判断は柔軟に、実行は読みやすく。
忘れられがちな 3 つ目の要素
どのアーキテクチャを選んでも、説得力を決めるのは知覚システムです。敵はいつあなたを見つけ、いつ音を聞き、いつ忘れるのか。
完全な情報を持つ AI は、背後のツリー構造が何であれ理不尽に感じられます。私の時間の大半は挙動ではなく知覚に使われています。